企業組織を設計する専門コンサルティング企業

投資銀行部門 協業 大規模投資案件・実行フェーズ プロジェクト・マネジメント

 
のべ数十億円超規模の大規模な投資案件を複数・並行で進めるため、
弊社のプロジェクト・マネジメントに関する知見と実行支援サービスをご提供いたしました。

背景

投資銀行部門が支援・推進してきた大規模投資案が実行段階に入り、現場でお客様と一体となりプロジェクト・マネジメントをしていく必要が生まれました。
投資案という概念から、現実の人・モノ・カネ・情報をコントロールするにはプロジェクト・マネジメントの知識だけでなく、
豊富な商品知識、実務経験が求められます。
 
弊社は長年、金融系を中心とした大規模なITシステム基盤の設計、工程管理に関与し続けている実績があり、本プロジェクトのマネジメント役として参画しました。
本プロジェクトでは弊社が今まで主に関与してきたITコンサルティングの世界とは異なる、投資戦略分野のコンサルティングとなるため、プロジェクト・マネジメントの知見の応用が求められる、高難易度のプロジェクトであると判断していました。
 
 
本案件では、弊社がプロジェクト・マネージャーとして主体的に投資案の実施フェーズ全般に関わり、
主に、
  • 大規模投資案件の標準プロセス見える化 → 大規模投資案件スタンダード・プロセスの創出
  • 個別の案件進捗状況の進捗状況、遅延・リカバリ管理
  • 投資提案書の作成とひな型化
  • 他部門、連結会社への調整、意見集約の働きかけ
を推進しました。
 
 

弊社の関わり

[1]投資銀行部門コンサルタント × ITテクノロジー系コンサルタント(弊社)のコラボレーションによる
大規模投資プロセスの見える化 → 大規模投資案件スタンダード・プロセスの創出

 
本案件の最大の特徴は、大規模投資案件を進める為の「スタンダード・プロセス」をゼロから産み出したことにあります。
従来、顧客企業では投資案を扱う際の進め方について暗黙知となっていた部分が多く、担当者により進め方と認識にバラつきがありました。
※暗黙知・・・明文化されておらず、人の経験上にのみ存在するノウハウのこと
 
また通常、投資案の実行フェーズの進め方は、ITシステムでいうところの「工程」という概念がありません。
このため、投資推進の必要期間、検討内容、資料の内容も担当者によって違うという状況が生まれます。
 
弊社は長年、大規模なITシステム化プロジェクトの超上流工程(IPA:情報処理推進機構の定義)に参画し続けており、その歴史の中で設計者、マネジメント役の両面で関与してきた経験を応用しました。
この大規模投資案件の推進のために「工程管理が可能な、大規模投資案スタンダード・プロセス」という概念を提示し、導入しました。
システム化プロジェクトとは大きく異なる大規模投資の世界でも、プロジェクト・マネジメントの仕組化を行えたことは弊社としても、優れたノウハウの獲得につながりました。
 
 

見える化の手順概要

 
 
弊社は工程仮説(その工程の目的、達成地点を定義すること)を立て検証しプロセスの細部まで明らかにしていきました。
 
大規模投資案件スタンダード・プロセス全体の目的は「短期間で投資案承認を得る」ことです。
 
その為、各プロセスの細部を見直し、何を効率化し、何を削るかの検討・調整する日々が連続しました。
その中には他部門との調整、バリデーション観点の見える化など交渉・調整も含まれました。
これにより、従来は各投資担当者の過去の経験に頼る部分が多かった投資提案を、組織的なノウハウにしていき、かつ投資期間短縮を可能にしました。
 
 
弊社がお客様と一緒になって産み出した「大規模投資案件スタンダード・プロセス」を基に、今後もお客様の投資活動が発展していくことは、
弊社の喜びでもあります。
 
 

[2]案件進捗状況の俯瞰的な見える化

前述の「大規模投資スタンダード・プロセス」を創出した際、マネジメント層が見るためのサマリー資料も同時に定義・作成しました。
 

例)サマリー資料

従来、各マネジメント層が担当者へ直接見聞きする範囲で進捗把握をしていたところ、サマリー資料によって大規模投資全体の進捗状況を見える化した効果は大きく、
他部署が参加する定例会などで提示される資料として活用されるようになりました。
お客様企業のマネジメント・システムの一助となることは、プロジェクト・マネジメントの最終目的でもあり弊社の大きな喜びとなりました。
 
 
 

[3]投資提案書のひな型化による短期アウトプットと、クイックなバリデーション(審査)対応

弊社が本プロジェクトで最も多大な工数と努力、情熱を投入したプロセスです。
 
日本とグローバルの最高意思決定機関に投資案の承認を得るため、この投資提案書は弊社コンサルタントがドラフト作成から1.0版(正本)化の支援をし、
お客様企業のマネジメント層・担当者とも綿密な意見交換・すり合わせを継続してお客様と一緒に作り上げました。
 

例)提案書 目次案

 
この成果物の有益効果の1つが「投資提案書の短期アウトプット化」です。
 
従来、案件によってストーリーを変えるのが一般的な投資提案書ですが、
その為、他の案件では流用が効かない資料となることが多くあります。
「投資提案書のミニマム・スタンダード」には過去の事例とバリデーション部門からの指摘事項も内容に含め、
プロジェクトの進捗に合わせ内容をカスタマイズし続ける性質のひな型にしました。
 
大規模投資では物理的な場所が異なる地域へ投資を行うため、それぞれの地域の市場特性や投資により目指す意図が大幅に変化します。
その為、ミニマム・スタンダードでは検討結果が大幅に膨らんでも対応できるひな型であることを目指しました。
 
この活動成果によりバリデーションが高度になっても耐えうる投資提案書を、予定されたスケジュールで提出することが可能となりました。
 
最高意思決定機関へ承認を取る際、この提案書のストーリーを軸に検討を膨らませ、必要に応じて情報を付記した投資提案書の作成を進めています。
 
いくつもの投資提案書を書く中、この投資提案書が生み出す未来は大勢の方々の人生が乗っていると感じました。
弊社の創業理念でもあります「人の世の幸せに役立つ技術者であり続ける」という理念が、万分の一でも実現できたのではないかと自負しています。
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